どうして、そんなに
あたしの気持ち
文化祭から2週間。
あたしは今、ファミレスにいた。
そう。
弥生ちゃんに話すために。
「衣里さん。お待たせしました」
「弥生ちゃん」
制服のまま現れた彼女は、きっと急いできてくれたのだろう。
弥生ちゃんはあたしの前に座ると、ドリンクバーを頼んだ。
「すいません、喉渇いてて。注いで来るので待っててもらってもいいですか?」
「うん、いいよ」
弥生ちゃんは急いで立ち上がると、ドリンクバーのほうへ向かっていった。
やっぱり急いできてくれたんだ。
「すいません。お待たせしました」
オレンジジュースを持ってやってきた弥生ちゃんは、座るとそれを一口飲んだ。
とうとう話す時がきた。
「あのね、弥生ちゃん」