桜色の片想い
しかし、そんな憧れの彼に、男子が好きという趣味があるとは知らなかった。
「あ…そうなんだ…。えっと…東藤は男子が好き…なタイプなの?」
聞かずにはいられない私。
「いや、そういう訳じゃないっていうか…
何て言うんだろ。俺、昔から不毛な恋ばっかなんだよなぁ…」
東藤が苦笑いしながら言う。
「小学生のころ好きだったのは、近所のケーキ屋のおねえさん。
結婚してる人だったけど…。
その後、ペットの金魚とかゲームのキャラとか……
本当にいろんな人?を好きだった」
過去を懐かしむように言う。
私が絶句していると、東藤が話を続けた。
「今ので引いただろ?
俺のこと嫌ってもいいよ」
東藤は苦笑いしながら話す。
確かに少し引いたけど…けど…私は…!
「ごめんなさい。
そんな理由で東藤を嫌える程…私の想いは
浅はかじゃないよ」
中学生の頃から東藤は私の憧れだった。
四年前前から好きだったことはそんなに軽いものじゃない。
「ありがとう…うれしいよ。
けど、俺もアイツのことを半端な気持ちで好きな訳じゃない。
いくらかなわなくても…今は西原とは付き合えない」
東藤は優しい。心も言い方も。
だから、余計に傷つく。
「あ…そうなんだ…。えっと…東藤は男子が好き…なタイプなの?」
聞かずにはいられない私。
「いや、そういう訳じゃないっていうか…
何て言うんだろ。俺、昔から不毛な恋ばっかなんだよなぁ…」
東藤が苦笑いしながら言う。
「小学生のころ好きだったのは、近所のケーキ屋のおねえさん。
結婚してる人だったけど…。
その後、ペットの金魚とかゲームのキャラとか……
本当にいろんな人?を好きだった」
過去を懐かしむように言う。
私が絶句していると、東藤が話を続けた。
「今ので引いただろ?
俺のこと嫌ってもいいよ」
東藤は苦笑いしながら話す。
確かに少し引いたけど…けど…私は…!
「ごめんなさい。
そんな理由で東藤を嫌える程…私の想いは
浅はかじゃないよ」
中学生の頃から東藤は私の憧れだった。
四年前前から好きだったことはそんなに軽いものじゃない。
「ありがとう…うれしいよ。
けど、俺もアイツのことを半端な気持ちで好きな訳じゃない。
いくらかなわなくても…今は西原とは付き合えない」
東藤は優しい。心も言い方も。
だから、余計に傷つく。