騎士契約


きっとウォンは
何か大事な事を
打ち明けようとしている

それが分かったから…

彼が話すのを待とう…


「代々長男が王家に
仕えるので次男である
私は兄の影で
生きてきました…」


ウォンは目の前の
湖を見つめている


「沢山の姫の剣となり
盾として…
でも…誰も私を
見てくれなかった……

長男である兄は
王家に仕える立派な
騎士だったから…」


ウォンはそう言って黙った





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