騎士契約


「つい数ヶ月前までは
ルーンと一緒にいるのが
普通になってたのに
今では随分賑やかに
なったわね」



ステラは笑って
立ち止まる




「ステラ様?」


立ち止まったステラに
合わせてルーンも立ち止まる




「……ルーン……」



あたし……
あと少しで消えちゃうの


あたしが居なくなったら
悲しんでくれる?


恐いよ…
離れたく無い


誰かに知って欲しい


こんなに不安なんだって
消えちゃうんだって



「ステラ様!?」


ルーンは薪を投げ捨てて
ステラの頬を包む




「ルーン……?」


どうしてルーンが
こんなに近くに…?





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