傷だらけの探偵さん◆+゚
あいにくあいつらが居なくて
簡単に抜け出せた。
外は雨が降りそうで
なんだか不安になった。
「あっ、」
雨が降ってきた。
でもなんだか気持ちいいかも
なにかも流れていけ
僕やみゆの悲しみも
苦しも…
二人の心の傷も…
「…っ。なんで僕らばかり。」
『傘ささないの?』
声をかけられた方を向く
そこにいたのは僕よりも
年下に見える少女だった
「今濡れたい気分なんだ。」
『でもだめっ!んっ!』
そういって傘を強引に差し出す彼女
「いやっ、いいか…くしゅんっ」
すると彼女は優しく微笑んだ
『はいって?うちにおいでよ^^』
「いいのか?」
『うんっ^^』
どうせ行くところがないんだ
とめてもらおう。
僕は彼女の傘にはいった