貴方からのgift〜あの日の約束を〜


おばあさんの前に広がる
たくさんのお菓子


「……美味しそう」

私の小声が聞こえたのか
おばあさんはニッコリ笑って
ポケットから何かを取り出していた


「はい」

手をとられ
何か握らされた


「可愛いッ」

手の中を見てみると
ウサギの形をしたアメ玉が握られていた


「おばあさんありが……」
「おばちゃん、このアイスちょうだい」

「また来てくれたんだね。」

ムカッ

この人私がお礼言うの邪魔した!!!

おばあさんは嬉しそうだけど

文句言ってやる


おばあさん、ごめんなさい


「ちょっ……」

振り返ってみると

帽子を被っていて
中くらいのリックサックを背負っていた

身長は私よりおっきい




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