もしも私がブスだったら。
「そう、隆也…みんなに自己紹介しよう?」




「おう」


隆也は赤面しながらも自己紹介をした。





「改めまして、春香さんとお付き合いをさせてもらってる宮本隆也です。宜しくお願いします」



お父さんが、ゴホッとせきをしてからこう言った。




「隆也くん、病室にいつも会いに来てくれて…しかも、春香がこんなになっていても見捨てなかったね。ありがとう。これからも、春香を守ってくれ」






お父さんから、こんな熱い言葉をもらったのは初めてだった。
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