もしも私がブスだったら。
ほらね。勝てたでしょ?そりゃそうだもん。


みんな私には勝てないの。だって、山乃春香は努力してきたんだよ?

そこらへんの女と一緒にしないでほしい。



数日後、校内新聞には



「山乃春香、優勝2度目我が校のアイドル!!」と大きく書かれてあった。

まぁ当然のこと。その後梨菜に「おめでとう」と言われた。


やっぱ、私は一番にならなきゃいけないの。



だって、私は毎日毎日、パックもして、見たいテレビも美容のため、10時に寝てるの。食事制限だってしてる。



そうやって自分に言い聞かせていると、女の子が私の所にやって来た。





その子は小柄で二つ結びの可愛らしい女の子。すると彼女がこういってきた。




「ねぇ、アンタ凄いね!!やっぱアイドルだね★」




私はビックリした。何なのこの子・・・。

馴れ馴れしい・・・。すると、彼女が


「あ、紹介忘れてたね。ゴメンネー。私は花園
ジョセフィーヌ学園高等学校3年の宮本美亜♪一応、先輩・・・。」


えぇ!?せ・・・先輩?見えない・・・。すると、今度は男の子が「姉ちゃん。何してんの?」と言って私たちのもとにやって来た。


ヤバイ・・・。めっちゃイケメンなんですけど!?


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