もしも私がブスだったら。
「なんでもない。ゴメンね。」


「あ、うん。」


戻れないのかな?私、隆也と一緒にいられないのかな?



苦しいよ。哀しいよ。虚しいよ。



情けない。情けないけど、私の名前、呼ぶしかない。


「山乃さん!」



意を決して言った。

情けないよ。
私は、自分の手を掴んだ。自分顔はビックリしていた。中身は中田なのに。


私は、誰もいない多目的室に呼んだ。


「ナニよ。中田さん。」


「中田じゃない!私は、山乃春香!!」



「体は中田じゃん。」



と言って、山乃、ううん中田は言った。



「何が楽しいの?ねぇ、返してよ!私の・・・私の隆也を返してよ!!」

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