もしも私がブスだったら。
「コンコンッ」


「はい」

眠いが、何とか布団から顔を出す。



「春香?友紀だけど。」

友紀(ゆき)とは私のお姉ちゃん。


「お姉ちゃん?どうしたの」


すると、お姉ちゃんは私の部屋に入ってきた。



「明日、頑張りなよ!つか、2度も優勝したら
告白してくる人数また増えちゃうよ?!アハハハッ」




「まあね。ありがと、お姉ちゃん!」


「そういえば、アンタって告白したこと無いよね?
この際、しちゃえば?」



お姉ちゃんは肘で私を突付く。




そう、私は生まれて一回も告白をしたことが無い。


「余計なお世話!お姉ちゃんこそ、田辺くんとはどうなの?」



「うるさい!大人の世界に入ってこないの!」



大人って・・・


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