彼氏はおとーと
トントン
「るうちゃん???」
返事は無い
「入っちゃうよー・・」
あたしはそっとドアを開いた
ベッドの上にある布団が丸く盛り上がっていた
「るーうーちゃんっ!起きて~」
あたしはゆさゆさと体を揺する
「・・・ん・・・・・・」
るうちゃんが布団からひょこっと顔を出す
「起きた?もうご飯できてるよ」
「あ・・・・おはようございます」
いつもとは全然違う、暗い声
朝だから不機嫌なのかな?
るうちゃんは、がばっと起き上がると
さっさと部屋を出て行ってしまった
「・・・・・???」
*