彼氏はおとーと


「あ・・・あたし帰るよ!」


「え」




賢斗は なんで? といった目であたしを見つめる




「るうはお前がここにいること知らねぇよ」


「・・・・・そうだけど」







あたしは



るうちゃんがあたしを避けているようにしか思えなかった






「いいから、ここにいて」


「でもそろそろ帰らないとだしっ・・!」





時計は9時を指す所だった



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