彼氏はおとーと



「え・・・えぇっ!?」




千秋の手があたしの頭から離れる




見ると顔を真っ赤にしていた





「え・・・本当?嘘とかやだよ・・・・・」


「嘘じゃないよ!・・・本当だもん」


「いつから・・・・」


「分かんないけど・・・・・・千秋が小さい頃から」


「姉弟としてじゃなくて?」


「・・うん」






千秋は小さな声で 『ありがとう』 と言って




あたしをぎゅっと抱きしめた






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