君に会いたい
私、襟華爾は今年中学2年生になった。
先輩になるんだ…
少し嬉しかった。
入学式は、眠くてしかたが無かった。
あくびを何度したことか。
隣りの俊介が『華爾あくびしすぎ!!』
『煩い!!そう言うあんただって、あくびしてたじゃない』
何も、返してこなかった…
その方が良い。だって、男子と喋ることは、大の苦手だったんだ…
今まで、恋なんて一度もしたことが無い…
もちろん好きな人なんてできたことも無い。
告白されても全部断って来た。
そう…
あの日君に出会う時までは…