〜AlWAYS〜
その後もくだらない話をたくさんして、あっという間に別れ道に着いた。
「んじゃ、俺こっちだから」
「うん、またね。」
「ああ、じゃあな。変なことすんなよ(笑)」
「しないから!!(笑)」
ホント一言余計…
そうつぶやいて、あたしと反対側に歩いて行く奏斗の後ろ姿をずっと見ていると、なんだか切なくなった。
「いつまでこんな日が続くのかな…」
もちろん、今みたいな部活仲間でも嫌じゃない。
ただ、これが日常化し、満足できなくなっている自分がいる。
「どんだけよ…」
始めは違った。
一年のときはちょっと話せただけでもルンルンだった。
けど、2年になってクラスが一緒になり、話したり一緒にみんなで帰ったりしてるうちに、もっと仲良くなりたいと欲がでてきた。
奏斗はそれなりにモテる。178と高めの身長に、抜群の運動神経、ノリもいいし面白い。そして、一般的にイケメンだ。
告白もけっこうされているらしい。しかし、彼女がいたことはない。
理由を聞いてみたら…
「興味ないんだよね。」
だってさ(笑)
だから、このあたしの恋成就率は0%。
だから、今まで通り仲の良い部活仲間を演じなきゃだめなんだ。
もしかしたら奏斗は
あたしを女として見ていないかもしれない。
距離が近くなりすぎた。
そして、この距離があたしを苦しめる。
「はあ〜、帰ろ」
あたしは奏斗と逆方向に歩きはじめた。
「んじゃ、俺こっちだから」
「うん、またね。」
「ああ、じゃあな。変なことすんなよ(笑)」
「しないから!!(笑)」
ホント一言余計…
そうつぶやいて、あたしと反対側に歩いて行く奏斗の後ろ姿をずっと見ていると、なんだか切なくなった。
「いつまでこんな日が続くのかな…」
もちろん、今みたいな部活仲間でも嫌じゃない。
ただ、これが日常化し、満足できなくなっている自分がいる。
「どんだけよ…」
始めは違った。
一年のときはちょっと話せただけでもルンルンだった。
けど、2年になってクラスが一緒になり、話したり一緒にみんなで帰ったりしてるうちに、もっと仲良くなりたいと欲がでてきた。
奏斗はそれなりにモテる。178と高めの身長に、抜群の運動神経、ノリもいいし面白い。そして、一般的にイケメンだ。
告白もけっこうされているらしい。しかし、彼女がいたことはない。
理由を聞いてみたら…
「興味ないんだよね。」
だってさ(笑)
だから、このあたしの恋成就率は0%。
だから、今まで通り仲の良い部活仲間を演じなきゃだめなんだ。
もしかしたら奏斗は
あたしを女として見ていないかもしれない。
距離が近くなりすぎた。
そして、この距離があたしを苦しめる。
「はあ〜、帰ろ」
あたしは奏斗と逆方向に歩きはじめた。