〜AlWAYS〜
「…―た」

…誰かいる?

図書室へと続く階段を上っていくと
誰かが話している声がした

そっと覗くと
…そこにいたのは
奏斗と葵だった

「びっくりした〜」

あたしの予想は的中
やっぱり二人がおかしいのは葵が絡んでいるようだった

「お前何したいの?」

「何って…
奏斗君が欲しいの」

「は?」

「ふふ、まだわかんないの?」

「…ふざけんなよ」

「あたしは本気
じゃなきゃキスなんかしないよ」
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