愛情狂現
全てを隠すように、ゆっくりと瞼を下ろす。
服にでも引火して死ねないかなぁ。
まぁ、どうでもいいや。
どうせこのあと自殺しようと思ってたんだから。
涼くんは死んだ。
秋も死んだ。
大切な人はみんな死んでしまった。
否、殺してしまったと言うべきか。
なんにせよ、私はこれで一人ぼっち。
思い残すことがあるとすれば………
「長谷川君にお礼言ってないや……」
まぁ、これもどうでもいいか。
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