愛情狂現






暖かい君の手を握る。





久しぶりに感じる体温に、自然と頬が緩んだ。





『だいすきだよ、ハル』





『だいすきだよ、アキ』





だけど、いつまでもこうしていられないことはわかっている。





じきにもっとたくさんの大人が来るだろう。





その前に逃げなきゃ。





今度は二人で一緒にね。






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