愛情狂現






「あとは、あとは、そうだなぁ。



あ、じゃあ舌にするね」





動けなくなった涼くんの口をこじ開け、防衛本能から逃げようとする舌を引っ張り出す。





そしてカッターを突き付け、一気に引き裂いた。





「あぁああぁぁぁああぁッぁぁぁぁあああぁぁぅううううういいういううういういういたぁだああああだだあああああぁあああぁ!!!!!


ぃたいいいいいいいぃッぃぃぃいいぃッぃいだぁああああっぁぁあ!!!」





床にべちょっと落ちた舌は、まだピクピクと痙攣している。





残った奥の舌がパニックで気孔を塞いでいるのか、涼くんがバタバタと暴れまわる。





みるみる唇が変色していく。





活きがいいうちに切り取っておこう。






< 97 / 216 >

この作品をシェア

pagetop