忘れない、温もりを

現実逃避

はじめから


つまずいた。




噂は尾を引きはじめる。


援交してただとか、
中学でみんなを仕切ってたとか、
ヤバい奴らとツルんでるとか…



意味がわからない。

もう弁解する
理由さえ見つけられない。



藤崎先輩は
どうにか収集を付けようとしてくれたが、
どれもこれも

みんなに新しいネタを
提供するだけで


何も効果がなかった。




「なんかゴメン…」

ううん平気

「あたしなら大丈夫だよ」


もうどうにでもなれ




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