忘れない、温もりを
………
……………

……




あたしの足は
まだまだ遠くへ

あたしを運ぶ。



………

「……ねえってば!」


あたしの左肩に
優しく

何かが触れた。


それは

まだ


肩にいて

優しい重みと共に

暖かさが


火照ったあたしの身体を
さらに

抱いた。




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