忘れない、温もりを
言葉が出ない。

なんで?


目の前にいる
名前もしらない彼は



八重歯を見せ
少し恥ずかしそうに微笑む。

派手な外見とは
似合わない


はにかむ姿。





不思議な人…




「んと…」

どうしよう
何か熱い…


頬に熱がこもるのを感じた。




「暇してる…かな?」


やっぱり

夏はあたしを


狂わせてた。




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