Long love
しかし、私の思いなんて踏みにじるように
いやがらせは続いていった。


ノートを破られたり
物を取られたり。


『今すぐ別れろ!
お前じゃ釣り合わないんだよ!』


今日もまた靴箱に紙が入っていた。



「陽菜……。」


「零ちゃん…。
私、どうしたらいいのかな…?
ただ好きなだけなのに。
好きになっちゃいけないの?
また我慢しなきゃだめなの?
せっかく両思いになれたのに
別れるの?
嫌だよぉ……」


「陽菜………。」
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