Long love
「洸ちゃん、シャワーありがと。
着替え借りたよ?」



「…あぁ。」


うわー、絶対怒ってる。
どーしよ。


「あ、あのね、洸ちゃん…」


「陽菜。こっちきて。座って。」


言い返す言葉もなく
私は洸ちゃんに従った。


「どうして傘もささないで
歩いてた?」


表情とは裏腹に
優しい口調で話しかけてくる。
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