Long love
「陽菜…
お前今どんな格好してるか自覚あんの?」


「え…」


聞かれると同時に
キスが降ってきた。


「んっ、こうちゃ…」


「その格好、誘ってんだろ?」



そう言ってベッドに押し倒される。


「ちがっ、…誘っ…てなん…かっ…」


言っているのに口を塞がれる。


「男はこういう格好されると弱いの。」


「洸ちゃんのえっち…」



「今さら?」

余裕たっぷりで笑いながら
首にキスをする洸ちゃん。


「…陽菜、そろそろさ、
『洸ちゃん』じゃなくて
『洸』って呼んでくんない?
俺、高2の男だからね?笑
ちゃん付けは卒業したいわけよ。」


「……………こぅ。……。」

『洸』なんてまだ慣れない。
恥ずかしいよっ!



「よくできました。笑
…陽菜、シてもいい?」


耳元で囁かれる。
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