Long love
あの3年がいるだろう教室を覗くと
いつもの4〜5人で固まってギャーギャー騒いでいる。

それだけで虫酸が走る。



俺が声をかけようとすると
そいつ等が先に気づいた。


「うっそ!!洸君!!どーしたの!?」

嬉しそうに話しかけてくる。



だから俺は笑顔で言った。


「先輩方に話があるんすよ。
体育倉庫で待ってるんで来てもらってもいいっすか?」


「もちろん!洸君から誘ってくれるなんて〜!」


何の疑いもなくそう言っている。

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