Long love
人気の少ない場所にきて…



「ごめん、陽菜…
俺、もうお前見てるの耐えられなくて

島谷にいやがらせのこといっちまった…」



「え…」



「本当は俺がなんとかしてやりたかったけど
俺の出る幕じゃねぇし。
けど見るに耐えれなくて…」


洸に、ばれた…



「…洸、何か言ってた?」




「あ、あぁ。俺が言った後3年の教室に行ったみたいだったけど…」


やっぱり洸に迷惑をかけたのだ。
洸が何かしてくれたから今日はいやがらせがないのか。


けど気になるのは洸のこと。

本当のことを知られてしまった。
どうしよう……



そして…

「そっか…。
…私みっくんにも心配かけてたんだよね。
ごめんね〜。」


一体どれだけの人に迷惑をかけたのだろう。


自分の問題も解決できないなんて。

おどけて振る舞っていたけど…

自分の不甲斐なさに泣けてくる。
< 199 / 226 >

この作品をシェア

pagetop