Long love
リビングに座る。


洸が私の隣に座ってる。


でも相変わらず口は開かない。

私も何も言えない。




やだ、別れたくない。
この思いだけが胸の中に渦巻く。


自然と私の目には涙がいっぱい溜まっていた。



「…めんな。」



「ぇ…?」



聞き返すと同時に私は洸の腕の中にいた。
< 206 / 226 >

この作品をシェア

pagetop