また君に…
ドアが開いてるせいで、みんなに見えると思う。
「み、美優…!?」
後ろから、悠の驚いてる声が聞こえる。
けど、今はそんなの関係無い。
「…謝ってよ」
「は?」
「謝りなよっ!!!」
「んで…」
瀧汰はしれっとした態度で私を見る。
「ふざけないでっ!! この子に謝ってよっ!」
「はあ? 俺は遊んでやった。それだけ。逆に…感謝して欲しいんだけど」
はあ?
…ふざけるな。
私は瀧汰の胸倉を掴んだ。
「…アンタ最っ低だね! 私が出会った中で1番最低な奴だよ。……ハッ。女泣かせて感謝して欲しい? ふざけてんなっ!!! アンタみたいな奴に抱かれて嬉しい奴この世に1人もいねぇよ!!! アンタ達もだ!! 気持ちもねぇのにホロホロ遊んで…何が嬉しい!!?
なにも嬉しくねぇーじゃんかよ!!!」
私は思いっきり怒鳴った。
みんなは驚いてるのか固まってる。
「……なんで泣いてんだよ…」
瀧汰は悲しそうな顔をした。
そして、立ち上がって驚いてる女の前に立つ。
「……すまなかった」
女は驚いてる。
「美優っ!!!」
悠が私に近づいてくる。