また君に…
「守っ!!やっと仲良くなれたっ!!!
これからよろしくねっ!!!」
私が笑うと、守も笑った
悠は驚いてる
「守が…スゲぇ!!
やっぱ、美優はスゲぇなっ!!!」
「え?」
「美優スゲぇんだぜ!!
今日な、瀧汰をブッたんだよ!!」
瀧汰…。
「マジかよっ!!!」
「おう。遊ばれた女が殴りこみに来てな、泣き崩れたんだよ。
そしたら、美優が瀧汰をブッて胸倉掴んじゃってさ…」
2人は私を見て固まった
「み…美優?」
「へ?」
「何で泣いてんの?」
私は悠に言われて、自分が泣いてる事に気づいた
「あ…」
「…美優。瀧汰の事…知ってたのか?」
信じたくない。
あの人が瀧汰だって…。
「…ねぇ。瀧汰の名字…教えて」
「木野だよ…」
木野 瀧汰…。
本人だ…。
あの人は…瀧汰だったんだ。
私は静かに頷いた