また君に…


これまで、
どれだけ瀧汰を想ってきたんだろう。


これまで、
どれだけ瀧汰に会いたかったんだろう。


瀧汰がいれば、何も要らなかった。


どんなにカッコいい人がいても、
私の心の中は、毎日毎日瀧汰でいっぱいだった


どんなに優しい人がいても…瀧汰でいっぱいだった


「……大好きだった…」
2人は涙を流してくれた

「……ごめんね。
私がこんなに…弱いから…」
2人は頭を横に振ってくれた



その時

――――ガチャ

「お~い!!2人共~っ!!…ってええ?!」
私を見て、固まる

「え?!
もしかして噂の瀧汰を平手打ちした子?」

う、噂って・・・。


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