また君に…


「・・・」

2人はまだ寝てる

何か…
胸騒ぎがする…。


眠れない…。
私…2度寝出来ないんだよね。

今は深夜3時だ…。


どうせ眠れないから、
私は学校を散歩する事にした。


私は静かに部屋を出て、当てもなく歩いた


気づいたら、あの綺麗な中庭に来てた。
中庭は、街灯がついてて明るかった。

私は中庭に入って、真ん中にあるバラ畑に向かった


でも

そこには“先約”がいた

あの夢の時のように、彼の綺麗な頬には涙が伝わっていた
彼の背中からは、孤独感が溢れてた


私はただ…見てた。


しばらくすると、彼はゆっくり振り返った
そして、驚いた顔をした


私はただ見てるだけしか…出来なかった


彼も私を見て固まってる



まるで…
時が止まってる様な気がした


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