また君に…


しばらくすると、彼は口を開いた
「…何で……ここにいる」

私はただ黙ってた
しばらくすると、私も口を開いた。

私の口から漏れた言葉は自分でも驚いた


「…ずっと……逢いたかった…」

彼も驚いた顔をしてる

私の心の中で、何かが溢れ出していく。


そして、私の中の何かの線が切れた。

1度切れた私の線は止まらない。


「……ずっと…貴方を待ってた」

私はあり得ないほど、声が震えてる。
そして、私の頬に沢山の涙が伝わった。

「瀧汰…。どうして?」
「は?」
「私…瀧汰の事…ずっと待ってたのに…」

瀧汰は驚いたような顔をした

「逢いたかった!!!」
それと同時に、視界がぼやけた。

――――クラっ

「美優っ!!!」
私が倒れる寸前に、瀧汰が支えてくれた

それと同時に、涙が溢れ出した


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