また君に…


瀧汰は私を見て笑った

私は、恥ずかしくて両手で顔を隠した

瀧汰はそんな私を見て笑った
「美優は変わらないな」

そう言って、私の頭を撫でた

これは、小さい頃からのクセ。
「覚えてたの?」
「ああ。
雷が苦手で、泣き虫で、恥ずかしがると、両手で顔を覆うクセがあって、ピーマンが嫌いで、おっちょこちょいで、困った事があると、いつも俺に抱きついてきたよな?」

瀧汰…
本当に…覚えてくれてたんだ


「嬉しいっ!!!ありがとっ!!」
私が抱きつくと、瀧汰も笑いながら受けいれてくれた

「…瀧汰。色んな女達と……その…」
瀧汰は言いずらそうにしてる私を見て、悟ったらしい

「…もう止めるから」
その言葉を聞いて、胸を撫で下ろした


だけど。

瀧汰が女とキスをしてたのが、頭を放れない。

どうしても、思い出してしまう。

「…美優?」
「あ…。ううん…。何でも無い」
私は作り笑顔を受かべた。

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