また君に…
その時、
数台のエンジン音が耳に入った
長時間、音一つ聞いてなかった私には、とても大きな音に思えた。
そして…
―――――ガラガラッ
目の前が、一気に明るくなり、男達の声が聞こえた
長時間、暗闇にいた私にとって、太陽の光は、とてつもない苦しさとなった
「お、女っ?!?!」
「なな、何でここに?!」
「え、エロイ」
「どうした?」
「おお、女がいるんですっ!!」
「…またか」
男達の声は聞こえるが、太陽の光に目が慣れてなくて、顔を見る事が出来ない。
段々と、一つの足音が近づいてきた
「…どしたの?」
とても優しい声。
「…どして、ここにいるの?」
男は私の手と足を縛ってあるロープをほどいてくれた