また君に…
悪い人達では…なさそう。
「…大丈夫?痛かったでしょ?」
男はそう言って、私の口を押さえていた物を、取ってくれた
「…泣いちゃって……。可愛そうに…」
太陽の光に慣れてきた私は、ゆっくりと男の人の顔を見た
正直……驚いた。
だって、そこにいたのは…
「…まも…る」
守そっくりの男の人だったから。
黒ブチのメガネをかけてて、サラサラの黒い髪。
い、イケメン。
「え?君、守の事分かるの?」
「…はぃ。…友達です……」
男は驚いた顔をして、笑った
「へぇ~!!
あの守が~!!!不思議な事もあるんだね~」
言ってる…意味が…。
「…あの。もう…帰らして……下さい」
「え?!……君、襲われたの?」
男は真面目な顔をして、私を見た
この人達
知らないの?
じゃ、じゃあ…
一体……誰が?