真夏の白昼夢

「もっと…、もっと…高校生活送りたかったよ…!」


石倉くんごめんね。

そんなこと言われてもって感じだよね。


わかってるけど。


私にはあなたしかいないよ。




「俺だって死んでほしくなかった…」


ごめん。ごめんね。
そんな顔させてごめんね。



「…ラストだ」


花火はいつの間にか最後の一本になっていた。



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