ストロベリーフィールド
そこには、私たちと同じブレスレットが輝いていた。
「恥ずかしいから」
そう言って翔はすぐに袖を直した。
「自分で贈っといて、恥ずかしいはねぇだろ。 堂々と付けてる俺らはどぉなんだよ!」
「柄じゃねぇから、こうゆうの」
「柄もクソもあるか!」
和希の言葉に、三人で笑った後、自然と沈黙が訪れた。
すると、翔はジャケットを整えた。
「じゃあ、行くわ」
「おう、元気でな」
「お前らもな」
そう言って背を向けた翔に、何も言えずにいる私の背中を和希はそっと押した。
「行け」
コクリと頷くと、翔を呼び止めた。
「翔!」
「どうした?」
「私、今でも翔が好きだよ」
「ありがとう」
「翔は…和希に伝えなくていいの?」
「いいよ。 結局、俺は逃げたんだから」
「逃げたいって思ったのは、和希をすごくすごく好きだったからでしょ?」
「あぁ、好きだった。 好きって言葉じゃ全然、足らねぇ」
照れたように笑う翔が、可愛い。
「想いは…言葉にしなきゃ、伝わらないよ?」
「ありがとう」
そう言うと、翔は和希の方へと歩いていった。
二人が笑い合っているのが見えて、和希は翔の気持ちに気づいてたんじゃないかな、なんて想像した。
「恥ずかしいから」
そう言って翔はすぐに袖を直した。
「自分で贈っといて、恥ずかしいはねぇだろ。 堂々と付けてる俺らはどぉなんだよ!」
「柄じゃねぇから、こうゆうの」
「柄もクソもあるか!」
和希の言葉に、三人で笑った後、自然と沈黙が訪れた。
すると、翔はジャケットを整えた。
「じゃあ、行くわ」
「おう、元気でな」
「お前らもな」
そう言って背を向けた翔に、何も言えずにいる私の背中を和希はそっと押した。
「行け」
コクリと頷くと、翔を呼び止めた。
「翔!」
「どうした?」
「私、今でも翔が好きだよ」
「ありがとう」
「翔は…和希に伝えなくていいの?」
「いいよ。 結局、俺は逃げたんだから」
「逃げたいって思ったのは、和希をすごくすごく好きだったからでしょ?」
「あぁ、好きだった。 好きって言葉じゃ全然、足らねぇ」
照れたように笑う翔が、可愛い。
「想いは…言葉にしなきゃ、伝わらないよ?」
「ありがとう」
そう言うと、翔は和希の方へと歩いていった。
二人が笑い合っているのが見えて、和希は翔の気持ちに気づいてたんじゃないかな、なんて想像した。