いとこ彼氏
あの無邪気で天真爛漫な那智に心拍数乱されまくりの俺
『だっせ〜よな…』
ため息と共に出た言葉は誰に拾ってもらえるわけもなく虚しく空中に消える
あいつは、多分俺のこと本気で嫌いだろうし…
だって俺と絶対目合わせないから…
俺といても笑わないし?
…かと言って笑わせてあげられるわけもなく…
ズボンをはいてを本日二回目のため息を吐く
そしてシャツを着ようと上を脱ぐ
『亮ちゃんまだぁ?開けるよ〜?』
ーガチャっ
外で待ってる那智が俺の返事も待たずドアを勢いよく開ける
『っっっ!!っごめん!!』