いとこ彼氏



そしてまたバタンっとドアを閉めようとした瞬間…



『ぅわっっ…』















足元にあった数学のプリントで滑ってマンガみたいに俺の胸に飛び込んできた




『っっっ?…?…っ亮ちゃん!?』



最初何があったのか理解できない顔してたけど徐々にわかったらしく赤面する那智。


『っごごごめっ…』



『いいよ…別に。つか大丈夫?』




すると、うんうんって首を上下して俺を見てあたふたしだす


…?


…何?


『ごめんっ…』



那智の視線の先を見ると…


俺の胸板におもいっきり那智のいっつも口に塗ってるやつが綺麗についてる


『わわわっっ…ごめん!!』


ちょっとティッシュを探してから ないっ…って言って自分の指でそれを拭き取る


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