いとこ彼氏



また強がっちゃって〜なんて俺の腕を人差し指でつつく健太。


『んだよ…気持ちわりぃな…』


『素直になれよぉ』


そう…健太の言う通り…


素直になれれば…


『素直になれれば苦労しねぇし…』


はぁ〜って青い空にため息を吐く。


『…好きって言えば?』


『はぁ?ふざけんな。無理に決まってんだろ。』


バシッとイチゴミルクを飲んでる健太の頭を叩く。

『いって…ってああっ!!イチゴミルクが服にっ!!』

横でギャアギャア言ってる健太を無視してもう一つため息を吐く。

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