いとこ彼氏
――ぐうぅ〜…
静かな空間に私の空腹を知らせる音が響き渡った……
…最悪。
もう泣きたい…
恥ずかしくて顔を隠したいのに腕を押さえつけられててできない…
間近で止まってる亮ちゃんの顔。
『…あの…亮ちゃ…ごめ…なさ…』
『いいよ?別に。そう言えば昨日の夜から何も食ってないもんな』
ベッドから降りて、私の頭にポンッて手を置いてキッチンへ向かった。
『うぅ…透明人間になりたい…』
そう1人で呟いた私でした…