狼くんと放課後LOVE(仮)
「なに言ってるの?そんなことないに決まってるよ」
ハッキリと俺の瞳を真っ直ぐ見つめた。
「あたし。宮崎くんのこと…大好きなんだよ」
「莉子…」
またキスしたくなって、莉子を抱きしめようとした。
「それに」
「それに?なに?」
ピタリと足を止めて莉子の言葉を待つ。
「宮崎くん…怖くなんかないよ」
「そうかぁ?みんな俺のこと怖がってるけど」
「それは、みんな本当の宮崎くんのことを知らないからだよ。」
「本当の俺?」