狼くんと放課後LOVE(仮)

「はぁ…」


俯いてため息こぼしながら酒井くんの横を通り過ぎて窓側の自分の席に向かった。


机の上に鞄を置いて、チラリと寝てる宮崎くんを見た。



今まで怖くてジィと見たことなかったけど


宮崎くんって…イケメンなんだよね…。


前髪ツンツンしてるけど、それがまた似合ってるし。


睫長いよね…。瞳って確か…少し切れ長だったよね?

目…開けないかなぁ…。


そう思ってたら机に突っ伏したままの宮崎くんが瞼を開けて、こっちを見た気がした。



視線が重なり、思わず顔を背けて必要以上な音を立てて椅子を引くと腰を下ろした。


なに…あたし、意識してるのよ…?


やっぱり、自分の気持ちが分からないや…。



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