狼くんと放課後LOVE(仮)

【莉子side】


ガヤガヤと賑わう夜の街を俯いたまま歩いた。


頭は金槌で殴られたようにガンガンと痛み、心は鷲掴みされたみたいにズキズキと痛みを増すばかり。


フラつく足取りで行くあてもなく歩き回りたどり着いたのは


「戻ってきちゃった…」


宮崎くんの家の前だった。


< 165 / 236 >

この作品をシェア

pagetop