狼くんと放課後LOVE(仮)

「もう…ヤダ…」


道の片隅で膝からガクリと崩れ落ちるように冷たい地面に崩れ落ちた。


震える手でバックからケータイを取り出した。


そこには、宮崎くんと2人で撮ったプリクラのシール。


幸せそうな笑顔で、宮崎くんに肩を抱き寄せられて写っている自分の顔が今は別人みたいに感じる。

また、こんな風に宮崎くんと笑い合えるようになる?


何度問いかけても答えは見つからない。


地面にしゃがみ込んだまま宮崎くんの家を見上げた。



「みやざきく…ん」



あたしはどうしたらいいの?


ねぇ…教えてよ…。


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