狼くんと放課後LOVE(仮)
「ねぇ!いつからなの!?」
「いつからって…きのう、から…」
「きのう!?」
「うん。きのう」
「そう」
「どういうことか説明しなさいよ」
そう聞いてくる美穂にきのうのことを話した。
話しながら、今も心の奥がドキドキしているのを感じた。
そして、もっとちゃんと宮崎くんの顔を見ておけばよかったと後悔もした。
あんなに優しい手のぬくもりをしている人だもの。
きっと、瞳はもっと綺麗で優しくてあったかいんじゃないかって…。
こんなことを考えてしまうなんて…。
やっぱり、あたしは宮崎くんのことが好きになったのかもしれない。