狼くんと放課後LOVE(仮)

「お前…ここが誰の家か知ってて俺を連れて来たのか?」


「知ってるよ。莉子ちゃんの家だろう」


こないだ美穂から教えてもらったと自慢気に話す俊輔。



「知ってるならなんで連れてくんだよ!?」


帰るぞと体の向きを変えて帰ろうとする俺の腕をまたガシッと掴む俊輔。



「お前さぁ、もういい加減強がるのやめたら」



いつになく真剣な眼差しで俺を見る俊輔


「俊輔、お前…」


「見え見えなんだよ。お前が無理してるのは」



何年友達やってると思ってるんだ?とニヤリと笑った。




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