狼くんと放課後LOVE(仮)

「正直…自分でも驚いてるんだ。


きのう、たった一度優しくされただけで…どうしてこんなにもドキドキして…


好きになっちゃったのかなぁ…って」



「莉子…」



「変かな?あたし」


「うぅん。変じゃないよ。誰かを好きになるのに理由なんてないもん」



そう言って微笑んだ美穂の言葉が心の中にスゥーと入ってきて、自分の気持ちに素直になればいいんだと、そう思った。



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