狼くんと放課後LOVE(仮)
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その宝物を今も大切に抱きしめる。


俺の腕の中で顔を埋めてまだ泣き止まない莉子の涙を指先で拭うと安心したように微笑んだ。



この笑顔をずっと守り続けたい。


これからもずっと…。



「宮崎くん…」


「なに?」


「もう…どこにもいかないでね…」



俺の背中をギュッと抱きしめた莉子。

「当たり前だ。もう、どこにもいかないよ。


だから、お前もどこにも行くなよ。


俺のそばにいろ」




「うん…」




絶対に離してやらないから覚悟しておけよ。莉子。



「大好きだよ…」



莉子の頬を両手で包んでキスをした。




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